ふやす思考、へらす思考
「ふやす思考」 と 「へらす思考」
経費削減のブログでありながら・・・・、
ある意味、昨日まで4日間の仕事時間の続きでもあります。
「ふやす思考」 は、世の中にあふれています。
あんな事をしたら良い、こんな事をしたらもっと良い・・・・
改善意識で、これまで行っていたことにプラスする何かを
思いつく人が多いので、世の中どんどん忙しくなります。
それと同時に、お金もかかるようになっています。
元々は、良かれと思って始めるのですが・・・・、
「時間」 と 「労力」 と 「予算」 には限界がありますので、
そのうち、元に戻ったり、他の何かが犠牲になったりします。
でも、他の何かが犠牲になるまでに時間がかかりますから・・・・、
みんな、そこまで深く考えず、「それ良いね!」 と進めてしまう。
「へらす思考」
マイナスイメージがあるのでしょうか?
人間の本能的な部分とマッチしないのでしょうか?
「ふやす思考」 のように、安易に思いつくことがありません。
しかも、「今の良いところを失わずに減らす」 という
暗黙の条件がありますから、とても難しい。
経費削減も、効率化による時間短縮も
考えて、調査し、提案し、実行できるまでに時間がかかります。
多くのアイデアは、減らされることへの抵抗に潰されます。
「ふやす思考」 のスピードには到底追いつきません。
・・・・ですから、「ふやす思考」 に対しては、
「そもそも何のために?」 「本当に必要?」
「長続きできる?」 「他のことが犠牲にならない?」
「他にもっと良い方法はない?」 「増やさずに済ませる方法は?」
などの質問を課してみてはいかがでしょうか?
<お気に入りの理由>
本当に放っておくと仕事はどんどん膨らんで行きますね。
しかも形骸化してしまいます。
「何のためにそれをするのか?」
今していること全てに問いかけて不要なことは削ぎ落として
行く事もとても大切です。